宮崎県 都城市「自治体の未来を切り開く生成AIプラットフォーム:「自治体AI zevo(ゼヴォ)」」

展開地域名: 宮崎県 都城市

分野:
自治体組織内改革
キーワード:
自動化
業務効率化
ワークフロー
コミュニケーションツール
AI
IoT

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解決すべき課題

■人手不足のなかでの都城市の「増える業務・減るリソース」への課題

(note 一般社団法人Govtech協会「【都城市】自治体が生成AIを共同開発!日本DX大賞を受賞した都城市に聞く、DXが実現する行政の働き方改革」参照。)

解決の手法

■市役所では文書作成作業が多い。その点で、AI活用が業務効率化に役立つのではないかと思い、生成AI に任せられる仕事は生成AI に任し、職員にしかできないことに注力し住民サービスを向上させることを目指す。

令和 5 年( 2023 年)に「都城市DXチャレンジプロジェクト」で㈱シフトプラスによるLGWAN環境に対応した自治体向け生成AI「自治体生成AI zevo」を採択。同年、同社との共同開発も行う。翌年度の令和 6 年度( 2024 年度)より1年をかけて実証を行う。

(都城市「「都城市DXチャレンジプロジェクト」採択事例」、一般社団法人Govtech協会「【都城市】自治体が生成AIを共同開発!日本DX大賞を受賞した都城市に聞く、DXが実現する行政の働き方改革」、NTT EAST「行政こそ生成AIが効く!都城市に「自治体DX」の進め方を聞く」参照。)

  <都城市DXチャレンジプロジェクト>

  都城モデルの事業の確立、市民サービスの向上、行政の効率化、域内経済の活性化などを図ることができる IoT や AI を駆使した先端技術の提案を企業から募集するもの。本取り組みは、企業の成長を支援するとともに、市の課題解決と市の未来づくりを目指すもの。

(都城市「都城市DXチャレンジプロジェクト」の公募型コンペを実施します!」参照。)

<自治体生成AI zevo>

● LGWAN(α・β・β'モデル)/インターネット両対応の ChatGPT/Claude/Gemini など複数の LLM を切り替えて利用可能な生成AI利活用プラットフォーム。

 □zevoの特徴

 ・セキュリティを維持のために LGWAN で利用可能
  ーセキュリティについては、マスキング機能、アラート機能も備えている
 ・常に最新の生成AI を使える
  ー「Claude Sonnet 5」、 「Gemini 3.1 Flash Lite Image」の2種類の生成AI を追加(2026年7月)
 ・他の自治体でも利用できるようにする

 □zevo操作の研修動画:

 ・職員研修用に zevo活用動画も提供しており、いつでもどこでも学べる。
 ・組織間・自治体間で職員用のプロンプトを学べ、双方で共有できる。
 ・初心者でも簡易に使えるようにしている工夫。

 □職員ナレッジ専用AI:

 ・職員用の各マニュアル等を学習させ、マニュアルの参照部分をエビデンスとして明示しながら、AIが質問に回答してくれる

 □議事録作成:

 ・音声文字起こしツール「eRex」と連携させ、会議録音内容を文字起こしし、その後の整理・要約を支援。

 □ビジネスチャットツール LGTalkと連携:

 ・LGTalk は LGWAN とインターネット両者対応のビジネスチャットツール。
 ・ファイルの完全な無害化が可能。自治体AI zevoを直接チャット上から利用可能となっている。

(note 宮崎県都城市デジタル統括課「導入から2年──都城市が築く“使いこなす自治体AI”のかたち」、株式会社シフトプラス「自治体AI zevo」参照。)

解決における工夫点

・ChatGPT3.5 よりも性能が高いとされる ChatGPT4 が使えるタイミングで全庁に zevo を広報した。

(デジタル行政「自治体DX、官民先駆者たちが語る、生成AI利活用の現状と今後[インタビュー]」参照。)

・あらかじめ、個人情報及び機密情報の入力を禁止するルールを策定。万が一入力してしまっても、情報の流出とならないよう、システム面でも安全措置を確保するなどの仕組みを開発導入している。

(PR TIMES「都城市によるLGWAN専用ChatGPT活用システム「自治体AI zevo(ゼヴォ)」の公開デモが実施されました」参照。)

・zevoがうまく回答できなかった質問に、FAQ(よくある質問)として文書化し再学習させた。そのことで、AI と人間の協働で知識体系を育てるサイクルが生まれている。

・読みづらいマニュアルが AI に正しく読み込まれない課題には、マニュアル自体の改善にもつながっている。

(note 宮崎県都城市デジタル統括課「導入から2年──都城市が築く“使いこなす自治体AI”のかたち」参照。)

・システム開発については各自治体のニーズに沿うように注力している。

(デジタル行政「自治体DX、官民先駆者たちが語る、生成AI利活用の現状と今後[インタビュー]」参照。)

事例による成果

● 課ごとに zevoアカウントを発行、課の 9 割以上がアカウントを持つ(2024年7月現在)

● 議事録作成機能で職員は編集と確認に集中でき、作業効率が大幅に向上した。

(note 宮崎県都城市デジタル統括課「導入から2年──都城市が築く“使いこなす自治体AI”のかたち」より。)

● シフトプラス社のビジネスチャットツール(LGTalk)連携無償化により、年間 1000 万円のコスト削減が実現

● zevo無償トライアルの成果(2024 年 10 月現在)

・無償トライアル参加自治体 350
・導入自治体 70

(一般社団法人Govtech協会「【都城市】自治体が生成AIを共同開発!日本DX大賞を受賞した都城市に聞く、DXが実現する行政の働き方改革」より。)

● 本取り組みは、2024年にDX大賞の「行政機関・公的機関部門」で大賞を受賞

【展望】

[生成AI × BIツールの活用]

 市が保有する住民情報等を匿名化してグラフ化し分析するツール(BIツール)と生成AIを連携させ、AI が自動的に分析方法を提案し、最適なグラフを表示させる。そうすることで、職員の業務の高質化を図る。

 現在は、より根拠に基づいた政策立案が可能になるツールと生成AIを掛け合わせた活用方法を検討中。

(note 宮崎県都城市デジタル統括課「導入から2年──都城市が築く“使いこなす自治体AI”のかたち」、株式会社シフトプラス「自治体AI zevo」より。)

事例の継続性

継続運用中

事例の運用期間

2023 年 6 月~継続運用中

参考資料

本事例は、「一般社団法人日本デジタルトランスフォーメーション推進協会(JDX) 「宮崎県都城市が挑む自治体DX:生成AIで業務効率化を実現する「zevo」導入事例」」を中心として、以下の資料を参照して編集しています。
※ 以下の資料の参照先は、調査時点でのものです。参照先の構成によっては、リンク切れとなっている場合があります。あらかじめご承知おきください。

■一般社団法人日本デジタルトランスフォーメーション推進協会(JDX)

・「宮崎県都城市が挑む自治体DX:生成AIで業務効率化を実現する「zevo」導入事例」
https://www.youtube.com/watch?v=z1nYJITRu8A&t=303s

■経革広場

・都城市が切り拓く自治体DXの未来:全国初の専用生成AIプラットフォーム「zevo」で実現する業務革新 2025.03.27
https://www.keikakuhiroba.net/jirei/city-miyakonojo/

■都城市

・シフトプラス株式会社 記事ID:9488 更新日:2025年2月5日更新
https://www.city.miyakonojo.miyazaki.jp/site/ritti/9488.html

・「都城市DXチャレンジプロジェクト」採択事例 記事ID:67085  更新日:2026年3月12日
https://www.city.miyakonojo.miyazaki.jp/soshiki/99/67085.html

・「都城市DXチャレンジプロジェクト」の公募型コンペを実施します!」 記事ID:45531 更新日:2026年4月10日
https://www.city.miyakonojo.miyazaki.jp/soshiki/99/45531.html

■株式会社シフトプラス
https://www.shiftplus.co.jp/

● 自治体AI zevo
・自治体AI zevoはユーザー数・同時接続数無制限!
https://lgsta.jp/zevo/

■note

● 宮崎県都城市デジタル統括課

・導入から2年──都城市が築く“使いこなす自治体AI”のかたち 2025年7月29日
https://note.com/rich_auklet522/n/nbabd73db5d75

● 一般社団法人Govtech協会

・【都城市】自治体が生成AIを共同開発!日本DX大賞を受賞した都城市に聞く、DXが実現する行政の働き方改革 2024年10月15日
https://note.com/govtech_japan/n/nca46d3030e1d

■デジタル行政

・自治体DX、官民先駆者たちが語る、生成AI利活用の現状と今後[インタビュー]
2024.7.26
https://www.digital-gyosei.com/post/2024-07-26-interview-shiftplus-miyakonojo-generationai/

■NTT EAST

・行政こそ生成AIが効く!都城市に「自治体DX」の進め方を聞く 2026-01-14
https://business.ntt-east.co.jp/column/bizdrive/generative-ai-for-local-gov.html#anc1

■PR TIMES

・【自治体AI zevo】Claude Sonnet 5 & Gemini 3.1 Flash Lite Image の2AIモデルを追加!【2026年7月1日水曜日】 2026年7月1日
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000206.000056138.html

・都城市DXチャレンジプロジェクト 令和8年度参加企業を全国募集!
宮崎県都城市 2026年4月14日
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000306.000085339.html

・快挙!初の殿堂入り!日本DX大賞「庁内DX部門」で大賞受賞! 2025年7月16日
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000236.000085339.html

・都城市によるLGWAN専用ChatGPT活用システム「自治体AI zevo(ゼヴォ)」の公開デモが実施されました 2023年6月22日
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000072.000056138.html

・宮崎県都城市への本店移転のお知らせ|シフトプラス株式会社 2023年12月19日
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000094.000056138.html

事例に関する問い合わせ先

都城市 デジタル統括課
Tel: 0986-23-2156(直通)

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